2018年5月11日 10:47        

正式な(?)AIDの実施病院数について

本日も「そんなの知ってるよ」という話になるかもしれませんが、病院で公式に受けられる、「日本産科婦人科学会」に登録されているAIDの実施可能病院数についてご説明します。これは我々のような精子提供活動とは違って本来の形の精子提供です。(我々はこのAIDを受けない方・受けられない方を救う目的で活動しています)

日本産科婦人科学会のURLは以下の通りです。(敢えてリンクを張っていません。ご自身で移動をお願いします)
http://www.jsog.or.jp/

そして日本産科婦人科学会から出ている「倫理に関する見解(提供精子を用いた人工授精に関する見解)」のURLは以下の通りです。(敢えてリンクを張っていません。ご自身で移動をお願いします)
http://www.jsog.or.jp/ethic/teikyouseishi_20150620.html

いわゆる正式のAIDはこれらに則っている病院で、以下の登録施設一覧の各都道府県をクリックして「提供精子を用いた人工授精に関する登録施設」に丸がついている施設が該当します。(敢えてリンクを張っていません。ご自身で移動をお願いします)
http://www.jsog.or.jp/public/shisetu_number/index.html

非常に数が少ないですよね。2018/05の初めの段階で、Webで確認できる対象施設は12です。たまに古い情報を見ると施設数が違って記載されていることがあります。最新情報が知りたければ、上記の情報を見直すようにして下さい。(※これにも落とし穴があります。後述します

なお、実際にAIDを実施している病院は12も無い可能性があります。以下がその根拠です。

平成29年3月26日、朝日新聞朝刊の記事です。
精子提供で人工授精、施設減少 ネットでは個人やりとり
夫が不妊症の夫婦を対象に、他人の精子を使った人工授精(AID)に取り組む医療施設が、この14年で26カ所から7カ所に減ったことが朝日新聞の取材でわかった。一方、ネットを介して、個人が精子を提供する動きが出ている。規制もなく、トラブルや子どもへの影響を懸念する声もある。

札幌美容形成外科 院長の日記 様 精子提供で人工授精、施設減少_ネットでは個人やりとり

私たちのような活動について懸念が述べられているのはもう分かっていることなので一旦置いておきますが、AIDに取り組んでくださる病院が1年以上前に10を切っていたということですね。残念です。そしてこの記事が書かれた1年前に、上述のWebのリストが何件だったのか?12件だったのか?というと、14だったようです。

2016年には14カ所に減少。朝日新聞の取材では、このうち現在も実施している施設は7カ所だけだった。

札幌美容形成外科 院長の日記 様 精子提供で人工授精、施設減少_ネットでは個人やりとり

Webで確認できる施設数が14の時でさえ、実際に実施している病院の数は7だったということです。今はWebで確認できる施設数は12に減っています。実際に実施している病院は7未満かも知れません。私たちのような活動が不要な世の中になればベストと思いますが、なかなかそうはならなさそうですね。

ちなみに上述の公式情報であるWeb掲載の施設一覧ですが、以下2点の落とし穴があります。利用の際は気を付けて下さいね。

  1. この公式な施設一覧の情報でさえ、最大で5年、情報が古くなっている可能性がある(リストの注意書きに「5年ごとの登録更新もしくは施設からの変更申請に基づいておりますので、直近の正確な情報については各施設に直接お問い合わせください」と書かれています)
  2. リストが都道府県ごとに分かれていて数えにくい

1については私の力ではどうしようもないですが、2については数えるツールを作りました。

日本産科婦人科学会のホームページの構成が、今後もずっと2018/5と同じWebサイト構成である限り動くはずです。未来永劫動くという保証はしませんが…

Windows環境で動く、PowerShellというツールで作っています。「分かる人には分かる」ぐらいの程度で作ったので内容の説明はしませんが、興味がある方は以下からダウンロードしてください。Windows 10で動作確認しています。

AID実施施設を数えるPowerShellスクリプト(zipファイルです)